元旦の靖国参拝について

 

― 2004.1.4 メルマガへ、私の投稿 ―

年初めに早速靖国とはいったい何なんでしょうか、いいかげんにしてほしい。

私は多少の苦言を呈しても基本的には今まで小泉内閣を支持しておりましたが、ボツボツあいそが尽きかけております。

今の東アジアが日本にとってどれだけ重要なポジションを占めているのか、その中で靖国詣でがどれほどの意味があるのか、我々にしてみればこれは小泉首相の単なる自己満足又は選挙でお世話になったそのしがらみから抜け出せないのか、いずれにせよ日本のこの先を冷静に考え行動しているとは思えない。

そのときの国の考えが間違っていたにせよ、その犠牲となり命を落とした人たちの御霊を慰めることにやぶさかではありません、が、それならなぜ間違いを起こし多くの犠牲者を出すに至った責任者までを一緒くたにしなければいけないのでしょうか、世界の人たちがあのヒットラー、ビンラディン、そして今回のフセインに対し世界をリードしている一国の首相がこれらを祭り崇めるとしたら、それこそいい笑いものになるのではないでしょうか、勿論戦犯者と言えど、心ならずその立場で犯罪者と決め付けられた気の毒な方もおられる事とは思いますが、それをいったらきりがありません。

個人的には靖国参拝もある程度理解できるし戦犯者といえどそのレッテルを貼ったのは戦勝国の公平とはいえない裁判の中でと言うことも、しかし今そのことを世界のどれほどの人が理解してくれるのか、外交はもっと戦略的、効率的、冷静に国益を考えすばやく進めてくれないといけません。

中国、韓国などの人々がこのことに対して騒ぎ立てていることに非常に苛立ちを覚えいいかげんにしてほしいとも思うのですが、それを助長する行動にはもっと憤りを感じます。

もっと別なことで今想定できることできないこと、これから起こりうる事々について彼らにはしっかりと正面から意見を言い、こちらの主張を通さなければいけないことがたくさんあるはずです。

もっと大人になり大局にたって行う外交があるのではないでしょうか、そうでなくとも昨年末近くにバタバタしていた3大改革が我々の不安感をかなり高めている中,余計に今の政治不安をかき立てるようなことはしないでほしい。

 

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